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人に紹介をお願いする際の、3つのマナー

ビジネスの世界では、誰を知っているかが大きな意味を持ちます。大口顧客を勝ち取るために重要な意思決定者とつながろうとする場合でも、CFOの候補者探しでも、それを可能にするのは人脈です。あなたの知人たちが、知り合いたいと思っている人々との仲を取り持ってくれます。

しかし、単に知り合いというだけでは十分ではありません。人脈を最大限に活用する方法も知っておく必要があり、そのためには第一に、自分のことを助けようと思ってもらわなくてはなりません。

自分への支援を募るための行動の中で一番影響力の大きなものの1つは、シンプルに相手の時間を尊重することです。顔が広くなるにつれ、次の2つが増えていくことを肝に銘じましょう。

  1. 人から受ける紹介の数
  2. 他の人を紹介してほしいという依頼の数

したがって、あなたが紹介してもらいたい人や紹介したい人は最も多忙な人物の可能性が高いでしょう。上記を念頭に置いた上で、紹介のエチケットについて3つのアドバイスがあります。

  • 必ず両者の許可を得た上で紹介すること
    初対面の2人を紹介する時は、事前に紹介していいかどうかを各人に尋ねましょう。これは驚くほどシンプルですが、非常に重要な考え方です。メールでの一方的な紹介は、紹介される側にあなたが相手の時間を尊重していないと思われるだけでなく、彼らと第三者との雰囲気が気まずいものになります。彼らが正直に「申し訳ありませんが、お会いする気はありません」と答えたら、冷たい人間だという印象を与えてしまうでしょう。そのため、彼らは会いたくない人と会わなければならないプレッシャーを感じ、本当に会いたい人との面会時間を奪われることになります。どんな場合であれ、あなたのメッセージは明白であり、それは「私はあなた(やあなたの時間を)気にかけていません」というものです。もしそうなら、彼らがあなたを気にかける理由があるでしょうか? あなたが紹介される側の時間に無神経な態度をとれば、彼らはあなたの依頼に真剣に対応する気持ちを失うでしょう。そこで、次に誰かを紹介する際は紹介される側に気を配り、そもそも紹介されたいかどうかを尋ねましょう。
  • 紹介を依頼する時は転送可能なメールを書くこと
    紹介を依頼する時は、紹介してくれる人にとってその紹介がどれほど難しいかを考えてみましょう。親しい人物や依頼の重要度が低い場合は簡単かもしれません。しかしそうでない場合は、紹介してくれる人に不必要な仕事を負わせることになります。紹介される側から好意的な反応を引き出すためにどんなメッセージを送ればいいか、紹介する側が考えなくてはならないのです。そこで、自分でその作業を引き受けましょう。紹介してもらいたい人に転送するためのメールを書き、紹介してくれる人に送ってください。そうすれば、仲介者は単に送信すればいいだけになります。その人に会いたい理由や先方が得られる恩恵を明確に説明できれば、紹介を頼まれた人の負担は大幅に軽減されるでしょう。
  • 紹介者をBCCに移動させること
    メールでの紹介の場合、紹介してくれた人が目下の話題に関係ない場合は、返信時に紹介者をBCCに入れるようにしましょう。彼らの元には今でも多数のメールが送られてきています。紹介者の受信トレイをそれ以上溢れさせないようにしましょう!

上記のシンプルなエチケットのルールは大きな効果を生む可能性があります。紹介は自分が目指す場所に到達するために非常に重要であり、正しい方法を知っていればはるかに早くたどり着けるでしょう。他者の時間を尊重すれば、彼らが与えてくれる時間が増え、分け与えようという気持ちもより強くなるでしょう。

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Founding Partner & CEO @ Coral Capital

James Riney

Founding Partner & CEO @ Coral Capital

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