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揺るぎない創業チームをつくるには?

私は、共同創業者の澤山と500 Startups Japanを立ち上げました。本質的に全く真逆であることを、ネタにしたりもします(笑)

  • 澤山は英語が話せる日本人であり、私は日本語が話せるアメリカ人である。
  • 私はスピード重視の実践主義であり、澤山はより細部重視の理論派である。
  • 私は澤山にファイナンスの全てを任せており、澤山は私にマネジメントの全てを任せている。
  • 私は交渉時に押しがきくタイプであり、澤山はより駆け引きに長けたタイプである。状況に応じて役割を使い分けられる。
  • 私は朝型であり、澤山は夜型である。基本的に、澤山が寝る頃に私が起床する(ので、創業者やLPの皆様を24時間サポートできるのです!)。
  • 飛行機に乗るとき、私は窓側の席を好み、澤山は通路側の席を好む。
  • 澤山は、イベントに参加したり登壇することが大好きだ。私は、実はそういうのが疲れるので、1対1または少人数で会うほうを好む。
  • 私はブログなど文章を書くことが大好きだ。澤山は、誕生日カードに短いメッセージを書くときですらいつまで経っても書き終わらない。

違いは幾らでも挙げられますが、私たちはとにかく全く異なるタイプの人間です。しかし、異なるタイプであるからこそ良いチームをつくれるのです。私たちは、重複するところがほとんどなく、全面的に補完し合っているのです。

強みやスキルの重複は、摩擦の原因になりうるので、創業チーム内では避けたいものです。つまり、互いのコアな強みに重複がなく、相手の能力を心から尊敬できるのが理想的でしょう。あえて「コア」と限定する理由は、一般的な強みの重複は避けられないけれども、あなた自身がとりわけ秀でていると思っている「コア」な強みの重複は避けるべきだからです。コアな強みに関係することは、自分の判断に絶対的な自信を持つ傾向にあります。そして、特定の強みについて物凄く自信を持っている者同士がぶつかってしまうと、落とし所を見つけることが非常に難しくなります。どちらかが軽んじられたと感じてしまうと、精神的なダメージがどんどん積み重なり、いずれ二人の関係性が損なわれてしまいます。どちらもそんなことを望んでいないはずなのに。

とは言え、相互の価値観は一致しているべきです。人生で大事なことや、善悪の基準が一致しているべきでしょう。そして、チームとして達成したい究極的なミッションも一致しているべきです。そうすることで、共に様々な状況に適応し、同じ方向に向かって一致団結して仕事をできるようになるからです。そのとき始めて、1+1が3になるのです!

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Founding Partner & CEO @ Coral Capital

James Riney

Founding Partner & CEO @ Coral Capital

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