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仮想現実やオンライン体験は、実世界に取って代わることはない

本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の2020年4月の投稿、「In Real Life」を翻訳したものです。


テック業界では、実世界での体験のことをIRL(In Real Lifeの略)と呼んでいます。IRLは、この30年で作られ始めた、SF小説に登場するような仮想現実やオンラインの世界とは正反対のものです。

今起きているパンデミックの影響で、私たちは自宅にいながらオンラインで働いたり、学んだり、遊んだりすることが増えました。人々は仮想空間に触れることに急速に慣れ、今まで以上に利用するようになると断言する人もたくさんいます。

私の意見は違います。むしろ私には、今回のパンデミックは、人々がどのくらい実世界で生きることを望んでいるかを、私たちに示しているように思うのです。

私はこの5週間、妻とともに自宅に引きこもり、完全な隔離生活を送ってきました。今週から、ソーシャルディスタンスを保ちつつカクテルを楽しむために、友人カップルを自宅に招待しています。友人らはドライブウェイを通って我が家の裏庭にやってきます。裏庭では互いに3メートルほど離れて座り、飲み物はゴム手袋をして用意します。1、2時間、談笑を楽しむと、友人らは来たときと同じ方法で帰ります。温めのお湯と洗剤ですべて洗ったあと、私たちは隔離生活に戻って夕食は自宅で取ります。

今回のことで、私たちの考え方は大きく変わりました。

対面での社会的な交流は、人間の中核的な活動であると思います。そしてそれがいかに大切なことか、このパンデミックは私たちに気づかせてくれているのです。

テック業界は今後も、仮想現実やオンラインでの体験を構築し続けるでしょう。私たちはそれを使い続けます。他より多く使うようになるものも出てくるでしょう。それらは便利で楽しく、効率的で価値のあるものです。けれど、それは実世界の体験に取って代わるものではないですし、実際に取って代わることはできないでしょう。今回のパンデミックで、それがはっきりと分かりました。

コロナ

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