本ブログはニューヨークのベンチャーキャピタルUnion Square Venturesでパートナーを務める、Fred Wilson(フレッド・ウィルソン)氏のブログ「AVC」の投稿、「Investment Risk Tolerance By Gender」を翻訳したものです。
私たちの投資先であるStashは、およそ250万人が使うとてもシンプルなモバイル投資アプリを提供しています(訳注:Stashは2021年2月に約136億円を資金調達してバリュエーションは約1,500億円に。ユーザー数は500万人以上と報じられています)。Stashは、同社のサービスにおいて男女のリスク許容度に差があるかどうか、男性と女性のユーザーを対象に調査を行いました。
これまで一般的には男性の方がリスク許容度が高く、女性はより保守的と考えられてきました。
調査の結果、サービスを利用している男性と女性の間にリスク許容度の差はさほどないことが分かったそうです。
また、女性の方が投資に伴う価格変動に動じにくいことも分かりました。
詳しい調査結果は、Stashのブログ記事をご覧ください。
(翻訳者による上記リンク先の要点の追記)
- サインアップ時に自分のリスク許容度を「低」または「中程度」と自己申告した割合は女性ユーザーで90%、男性ユーザーで75%。しかし、実際には女性も男性も50%ほどがリスクの高い投資を選択。
- 株価が大きく下落する局面においては女性に比べて男性のほうが87%ほどパニック売りする傾向があった。Stashではパニック売りはせず、長期保有を心がけるよう呼びかけている。女性のほうが、このアドバイスに耳を傾けている。